代表取締役 大岡 憲央
「職人」という言葉は、実はあまり好きではないんです。私が時計修理の世界に飛び込んだ18歳のとき、周囲はまさに職人の世界。教育制度も福利厚生も、どこの国の言葉?という感じでした。「職人」という言葉からは、どうしてもそんな時代のことを連想してしまっています。
どうせなら「技術者」と呼んで欲しい。自分の腕で、技で食べている。そんな誇りが持てる仕事であると思うからです。そのためにも、当社ではまず働く環境を整えることに前向きに取り組んでいます。この業界は、まだまだ昔ながらのやり方を行なっている会社が多いのですが、例えば業務のペーパーレス化に取り組み、修理品の管理を全てWeb上で情報共有できるようにしたり。
就労時間をきちんと管理するため、労務管理のシステムをいち早く導入したり。当然、技術者の皆さんが使用する器具や設備への投資も惜しみません。また教育もマンツーマンでしっかりと基礎から指導しています。
この仕事は、たしかに足が長いと思います。10年続けても、やっとスタートラインに立ったというところでしょうか。甘い世界ではありません。ただ、続けていくためには良い環境を整えることも、企業としての責任であると考えます。あとは、あなたの熱意ひとつ。ご興味をいただけたのであれば、ぜひご連絡ください。